2009年3月4日水曜日

お問い合わせがちらほらと

本日、気象庁さんのさくら開花予想1回目が発表となり、東京方面を中心に、何社かお問い合わせをいただきました。

あしかけ4年もやってると、先方も慣れたもので、
「今年もクイズ出すから予想日出しませんよねー、ちなみにいつごろになりそうですかねー」
と和やかにお話。今年はかなり早めの開花が予想できるため、マスコミさんもいろいろリサーチ大変そうです。

そんなマスコミさんと話していて気がついたのですが、気象庁のwebサイトで過去10年の記録を見てみても、宇和島市の記録は、過去に遡って無いことになってます。
でもって、現在最速記録保持中の「潮岬」も無人化が決定してますので、このままでいくと、過去最速記録とかも変わってくるんかなぁと。

その分、ここんとこ民間企業さんが、頑張ってくださってるわけですが、気象庁の記録を公式に継承しているわけではないので、ちょっと複雑な思いを感じます・・・。
世論的な国家公務員多すぎだろー、減らせよーと言うご意見、すんごくわかりますし、無人化して、なんか問題あるんかと聞かれると、「小さな不自由」を我慢してしまえば、私見ですが、そんなに、大きな弊害があるわけではないと感じてます。

でも、ですよ、すごく長いスパンで取り返しのつかないことをしてるんじゃないかという不安や、日本人特有の四季の移ろいに心を揺らす文化そのものを切られているようにも感じるんですよね。

また、「気象庁の発表と比べて“日本一”とか言う基準ですか?」とも聞かれまして、痛いとこ突かれました。
4年前に、はじめたときは、うちと宿毛市さんだけだったんですけど、今後、そういうこと増えてくるかも。みんなとも相談して決めないといけないとは思うのですが、「勝手に独自観測して勝手に開花宣言」している身としては、気象庁の公式発表だけを基準とするのは、狭量だよなぁ・・・。
少なくとも、独自観測仲間(と勝手に同胞意識を感じてる)宿毛市さんとかの開花が宇和島市より先だったら、「日本一」とは言い難いし、そこは注釈いるだろーと思ってます。

昨日、五十嵐観測員からのメールで福島県で、観測をはじめられた皆さんがいらっしゃると聞きました。なかなか公的なバックボーンが得られないとのことですが、それでも民間だけでやるっていう気骨がすごいなぁと思います。皆様の活動がより広がりながら花開くことを南の空から祈っております。

0 件のコメント: